こんな本、あんな本










1.ノモンハンの夏
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:半藤一利

■発行所:文藝春秋

■発行日:2005年9月20日(第7刷)

■629円+税(文春文庫)

新しい本ではありません。初出は約10年前の1997年です。
 日ソ間の戦闘は1939(昭和14)年、場所は旧満州西北部の国境付近。死傷率32%という壊滅的な日本軍の完敗ぶり。

国際的には、日独防共協定がありながら日独伊三国同盟がなかなか結ばれず、ソ連軍の総攻撃時に突如として独ソ不可侵条約が締結。

基軸をなすのは参謀本部作戦課の軍事エリートたちと関東軍作戦課の辻政信、服部卓四郎という軍事官僚。そしてスターリンとヒットラーによる国際的な背景色づけの中、死んでいったおびただしい兵士たち。

最終章「万骨枯る」で、事件後の責任問題の処理について「職責を全うしようとするなら腹を切ったほうがいい」と関係軍人たちを非難。「人は何も過去から学ばないことを思い知らされる」という言葉で、筆を置いています。









2.鞍馬天狗とは何者か(大佛次郎の戦中と戦後)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:小川和也

■発行所:藤原書店

■発行日:2005年7月30日

■2800円+税

子どもの時、両親に連れられて映画館で観たなつかしい鞍馬天狗。危機一発の場面で鞍馬天狗が白馬に乗り画面に登場すると、私たち観客は全員が熱狂拍手したものでした。

『天皇の世紀』『パリ燃ゆ』などのノンフィクション作品、また猫好きにはたまらない選集『猫のいる日々』など大好きな作家。
 ところが、その大佛次郎の戦中の「戦争協力」とは? 大佛次郎研究会のHPでこの本を知り買いました。

一つの転換点は、偽装国家「満州」。関東軍が基本的には仕切った満州には、当時の左翼的な多くの知識人、革新的官僚も動員されていました。中には安倍首相の祖父・岸信介のような「昭和の妖怪」も。

 大佛次郎は、当時の「五族共和」に「共同幻想」を見、武力による「覇道」(現代ではブッシュ大統領)ではなく「文化による王道」(文化的帝国主義?)の存在を信じた。

そして満鉄の若い人々を「日本が生んだ美しい子供たち」と呼んだと、著者・小川さんはきびしく指摘。
 大佛次郎は好きな作家だけに、重たい内容でしたが、現代に通じる指摘です。









3.悪夢のサイクル(ネオリベラリズム循環)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:内橋克人

■発行所:文藝春秋

■発行日:2006年12月10日(第5刷)

■1429円+税

著作を読んでも、また講演会(神戸大空襲)で話を聞いてもそう思いましたが、>内橋さんの真摯で誠実な姿勢は好きです。

現代の日本を始め、世界の経済を席巻し人心を荒廃させ、各地で戦火を広げる新自由主義(ネオリベラリズム)。私の関心の一つです。

内橋さんは、新自由主義の元祖フリードマンの学説と人柄、「チリの奇蹟」といわれ実験場となったピノチェット政権の実態、そして米国、日本のシカゴ・ボーイズ(フリードマン学派の経済学者たち)の軌跡、日本のバブル経済と規制緩和・格差などについてとてもわかりやすく説明。

内橋さんの結論はこうです。
 「国家が市場を計画し、すべてをきめるのではなく、市場が人間を支配するのでもない、第三の道」として「マネーをなくしてお金に戻せ」というエンデの遺言通り「会社を潰しても、人間は潰れない社会」、たとえば北欧の社会保障システム、そして「協同、連隊、参加」の共生セクターを訴えます。

さて、ここからは私たちの判断です。ご一読を!









4.父の暦
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:谷口ジロー

■発行所:小学館

■発行日:2002年1月1日

■552円+税(文庫版)

新しい本ではなく、最初は阪神大震災の1995年1月に単行本として出されたそうです。私が購入したのは5年前発行の文庫版。

同じ郷里・鳥取の出身で、年代もほぼ同じ。『犬を飼う』などの動物物、『遙かな町へ』など望郷物?、近所の散歩物など多数の作品が。動物や人間・町を見る視線がとても暖かい作家です。

1952年の鳥取大火(私は当時5歳で、その頃住んでいたのは鳥取市ではなかったけれど、遠くの空が赤く燃えていたような記憶が・・・)をはさんで、父と息子の愛憎、別れた母への愛慕などをテーマに丁寧に描かれています。
 本の在庫が現在どうかわかりませんが、一度読んでみて下さい。









5.神戸ぶらり下町グルメ
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:芝田真督(しばた まこと)

■発行所:神戸新聞総合出版センター

■発行日:2006年11月11日

■1400円+税

「下町グルメ」というタイトルは好きではありませんが、知ってる灘区のお店が載ってます。この本を教えてもらったのも当該のお店「千疋屋」のマスター・小山重美さん本人からです。

週に2〜3回は、お昼ご飯を食べに井上力さんと行きます。「安くて美味い洋食屋」のお手本のようなお店で、入り口にいるハスキー犬・寅次郎とも顔なじみ。

お店に通い出したのは今のマスターのお父さん(故人)の時代から。大震災直後の時は、自分も避難所にいながら炊き出しをしてもらったり、なにかとお世話になってきたお店。一度食べてみてください。









6.チャーリーとの旅
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:ジョン・スタインベック 訳者:竹内真

■発行所:ポプラ社

■発行日:2007年3月5日

■1800円+税

「エデンの東」「怒りの葡萄」のスタインベックが、58歳の時に愛犬チャーリーを連れキャンピングカーで訪ねたアメリカ国内16000キロ、4カ月にわたる旅行記。

旅行中、たった一人の同伴者・チャーリー(フランス生まれの老犬で本名:シャルル・ル・シアン、犬種はプードル)との会話が、とても面白いです。

旅行好きの人、犬好きの人、そうでない人も、ご一読を!









7.懐かし写真館(昭和の兵庫 あの日、あの時)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■神戸新聞社・編

■発行所:神戸新聞総合出版センター

■発行日:2006年11月25日

■1300円+税

団塊世代のことが話題になるご時世。昭和の写真集も数多く出されていますが、兵庫県の当時の世相を神戸新聞がまとめたものです。

私の住んでいる神戸市灘区の東部に終戦直後、進駐軍の飛行場があった話を聞いていますが、この本にその写真がありました。

今見てみると、子供たちや大人の表情も、なんとなく懐かしい。かくいう私もそういう年齢なのでしょうが。









8.新編・ヨシコが燃えた(たかとう匡子詩集)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:たかとう匡子(まさこ)

■発行所:澪標(みおつくし)

■発行日:2007年3月31日

■1000円+税

とても欲しかった詩集。発行は1987年ですが、神戸空襲に関係する新聞記事でこの詩集を知り、それからずっと欲しいと思っていました。以前この詩集を貸してくださった詩人・赤松徳治さんから新編発行のことを教えてもらいました。
 ※ 朝日新聞(07.05.13)の紹介記事

憲法を生かす会・灘で中田政子さん(神戸空襲を記録する会・代表)からお話を聞いた際、詩集が発行された87年当時たかとうさんのお父さんが匡子さんにしばらく口をきいてくれなかったエピソードなどを思い出します。

ちょっとだけその詩を紹介すると

ヨシコは/手の皮がむけて/胸も腹も顔もつぶれている/壕のうす暗がりに/私は黙って座る/からだのほてりが/駆け抜けてきた炎の街をよみがえらせ/助かった!/ふるえながら一息ついたとき/ オテテ キレイニ チテ/ヨシコの唇はたどたどしく動いて/そのまま/ 息絶えてしまった









9.中国現代文学と九州(異国・青春・戦争)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■編著:岩佐昌ワ(まさあき)

■発行所:九州大学出版会

■発行日:2005年4月25日

■1300円+税

ネットで「魯迅」を検索してみて、この本の存在を知りました。それまでは、「たしか、九州は魯迅と縁がないはず」と思っていましたが、そうではないことを教えられました。

「福岡県糸島郡小富士村御床(みどこ・現志摩町御床)に一つの墓が上海に向いていた。鎌田誠一の墓である」という書き出しで始まる本書の第5章は「上海を見ていた墓(魯迅と鎌田誠一)」。
 28歳で亡くなった鎌田は、上海の内山書店に勤務。上海事変の戦火から魯迅を救った恩人とされ、鎌田が亡くなった時、三幅の墓名碑が魯迅から届けられた。墓が上海を向いているのは故人の希望という。

日中戦争の中で、大事に守り続けられた魯迅と鎌田の交流・エピソード、また郭沫若と九州など、新書版の大きさの小冊子ながら興味が尽きない。









10.記憶のなかの神戸(私の育ったまちと戦争)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■絵・文:豊田和子

■発行所:シーズ・プランニング

■発行日:2007年5月30日

■1800円+税

事務所近所の本屋さん・灘宝文館に行ったら、この本がありました。作者の豊田さんは仏画だそうですが、直接には知りません。以前、神戸空襲を記録する会のパネル展で、神戸空襲の絵巻物を展示、それで名前を覚えていました。

神戸の空襲は、3月17日、5月11日、そして6月5日と大きなもので3回。作者の豊田さんは、その3回を経験し、とくに最初の3月の空襲では兵庫区の家が焼けて今の灘区寺口町に避難し、5月、6月とまた空襲を経験されました。  

やわらかいタッチの絵ですが、当時の神戸のまちの生活状態、そして壊滅的な恐ろしい空襲の様子が、しっかり描かれています。
一度見てみてください。









11.藤野先生と魯迅(惜別百年)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■刊行委員会

■発行所:東北大学出版会

■発行日:2007年3月23日

■3000円+税

前出の『中国現代文学と九州(異国・青春・戦争)』と同じく、ネットで魯迅を検索、この本の所在を知りました。今でも、魯迅と日本人との交流に関心があり、その中心はやはり魯迅の恩師・藤野先生
 「惜別百年」の「惜別」は、仙台を去る魯迅に藤野先生が送った自らの写真の裏に書かれた言葉。

魯迅物・『シャンハイムーン』の作品がある井上ひさしさんの文章「魯迅の講義ノート」も、この本に収められています。
 今の東北大学医学部で学生だった魯迅の講義ノートを真っ赤に添削してくれた藤野先生。以前、ほかの本で白黒写真のそれを見たことがありますが、掲載されたカラー写真で見ると、なにかしら胸に迫るものがあります。  

東北大学とあわら市(藤野先生の出身地は旧・芦原町)の協力で刊行されましたが、本の装丁自体もわざわざ魯迅の講義ノートに模して作られて、一層興味をそそります。









12.原爆詩181人集(1945〜2007)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■編者:長津功三良 他

■発行所:コールサック社

■発行日:2007年8月6日

■2000円+税

峠三吉、栗原貞子、原民喜など181人の原爆についての詩を集めて、今年8月6日に発行。

有名どころを別にして、私の好きなのは伊藤眞理子の「たずねびと(昭和の聞き書)」という詩。
 ちょっとだけ紹介すると  

<前半略>
小山をなした死体の陰で/まだかすかに息のあるこどもがいたのです/運び込んでは積み上げる肉塊の中に/いまだ人間と呼べる小さな生きものを/見てしまった忙しい救援隊/せめて積み上げずに片よせて/置き去るほかはなかったのでしょう/枕もとに小さなおむすびがふたつ/供えもののように置いてありました
 おじょうちゃんの名前は何というの/ おうちはどこなの/ きっと きっと/ おばさんが連絡してあげるから/ 元気をだして待っていてね
<以下略>









13.新訂版 戦略爆撃の思想(ゲルニカ・重慶・広島)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:前田哲男

■発行所:凱風社

■発行日:2006年8月10日

■4500円+税

単行本の初版は、1988年ですが、新訂版はその後の調査資料を加えて2倍の原稿量だそうですが、読めます。

ゲルニカ・重慶・広島そして現代と続く無差別爆撃の連鎖。著者の力点は、日本軍が行った中国・重慶への3年にわたる連続爆撃について。

とくに、太平洋戦争末期の米軍による都市無差別爆撃・焼夷弾攻撃などのルーツは、実は日本軍(海軍!)が行った重慶攻撃にあると指摘し、広島の「被害者」の立場だけではすまないと警鐘を。神戸空襲に興味を持つ者にとって、示唆の多い指摘です。

また、当時の臨時首都・重慶にいた蒋介石と周恩来の国共合作とせめぎ合いについても、かなりのページが割かれており、なかなかの読み応えです。









14.猫ばたらき(Cats at Work)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:新美敬子

■発行所:河出書房新社

■発行日:1997年2月14日

■1200円+税

新しい本ではありません。「一枚の写真から」で紹介した猫の写真家(?)新美敬子さんの10年前発行の本です。
 取り寄せてくれた事務所近くの本屋さん・灘宝文館のお姉さんから「かわいい本ですね」と。

「猫の手も借りたい」と、働かない代名詞のように言われる猫たち。
 けれども、(少し感情移入して)よく見るとそうじゃないことが・・・。飼い主のそばで、風景の中で、それなりの役割を果たしている。そんな猫たちを世界中から集めた写真集です。

でも、我が家の3匹もそうかなあ・・・









15.Japan 1945(A U.S. Marine's Photographs from Ground Zero)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:ジョー・オダネル

■発行所:ヴァンダービルト大学出版会

■発行日:2005年2月28日

■4824円+税(amazon価格)

有名な「焼き場に立つ少年」の写真は偶然ネットで見つけたのですが、その写真掲載の『トランクの中の日本』(小学館 1995)は在庫切れでした。
 諦めずに調べてみると原本の写真集が2005年に米国で出版。とても欲しくてamazonで取り寄せました。

被爆直後の長崎で写真を撮ったため、放射能障害に自らも苦しみながらホワイトハウスのカメラマンとして歴代大統領の撮影が、戦後の彼の公式な仕事でした。
 しかし、米国での反核運動に共鳴、2003年には再来日して撮影した当時の少年や少女に再会を果たし、今年の8月9日に亡くなりました。

何回見ても、「焼き場に立つ少年」は心を打ちます。









16.貧困襲来
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:湯浅 誠

■発行所:山吹書店

■発行日:2007年7月1日

■1500円+税

著者は、NPO自立生活サポートセンター・もやい事務局長として困窮者の生活支援の活動を。
 新自由主義の日本で、北九州市の生活保護事件や「ネットカフェ難民」など貧困化・窮乏化がどんどん進行しています。そこで、一度頭を整理してみようと・・・。

小泉内閣以来、「格差」という言葉はよくマスコミに登場するけれど、「貧困」ということがあまり出てこない。実はこれが大問題、という著者の指摘に賛成です。

また貧困の条件として次の「5重の排除」を。
@教育課程からの排除、A企業福祉からの排除、B家族福祉からの排除、C公的福祉からの排除、D自分自身からの排除=自己責任論から「ダメ人間」と思いこむ  その通りです。!

では、どうすればいいのか?「自己責任とオサラバ=自分を排除しない、疑って調べて相談する、ぼやく、はじける、つながる、群れる、攻める、変える」というのが著者の方針提起。

あなたも知らない自分の「最低生活費」を自動計算するCDつきです。ご一読を。









17.よちよちコウテイペンギン
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■撮影:中村庸夫、文:矢島さら

■発行所:光文社

■発行日:2006年1月17日

■900円+税

ペンギンの中で一番可愛いと言われているコウテイペンギンの赤ちゃんをポストカードの形式で特集。

最初は孫にやろうかなと買いましたが、だんだん惜しくなりました・・・。

とにかく、一度見たら欲しくなり、そして人にあげるのが惜しくなること必至!









18.城山三郎が娘に語った戦争
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:井上紀子

■発行所:朝日新聞社

■発行日:2007年8月30日

■1200円+税

城山三郎の次女・井上紀子さんが語る父の戦争についての思い。戦争を語らなかった父が、語り始めたのは母の死後だそうです。

「経済小説を書く作家として世間では知られているかもしれません。でも原点は戦争・・・『戦争の悲惨さを書き残すために、生かされてきたんだ』という思いがあった」と、紀子さんは書いています。

戦中の言論統制の経験が、当時の小泉首相に個人情報保護法を可決しないよう手紙を出したエピソード、憲法9条の集会に参加した話など、城山三郎という作家の知らなかった側面がうかがえ、とても興味深い本です。









19.満鉄調査部(「元祖シンクタンク」の誕生と崩壊)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:小林英夫

■発行所:平凡社

■発行日:2005年9月12日

■700円+税

初代満鉄総裁・後藤新平が、植民地経営の考え方=「文装的武備」(別に言えば文明的帝国主義)の柱として調査部を創設したことに始まり、それが「日本帝国の『経済参謀本部』として」色濃く性格付けされたのは、ロシア革命との関係と著者は指摘。

大川周明、佐野学、石堂清倫、堀江邑一、野々村一雄など右から左まで、のちの満鉄調査部事件につながる満鉄マルクス主義といわれる人たちまで入って調査部はだんだん大所帯に。

軍部や満州国政府を通じ国策を修正して「よりよい満州」をつくるグループとそうではないグループとの対立も顕著に。
 やがて関東憲兵隊の手入れを受けて大量の逮捕者を出し調査部は消滅、日本も満鉄調査部報告書「支那抗戦力調査」の通りに敗戦を迎えます。

ひとつの時代を作ったシンクタンクの盛衰を通じて、人間の社会との関わり方、生き方を考えさせる本です。









20.パンダ育児日記
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■編者:中国パンダ保護研究センター 日本パンダ保護協会

■発行所:二見書房

■発行日:2007年2月25日

■1400円+税

NHKの番組で四川省臥龍の中国パンダ保護研究センターの番組を見ました。中国の人たちがパンダをどんなに大切に保護しようとしているかを知りました。

動物の赤ちゃんは、すべて可愛いのですが、パンダはまた格別!
 赤ちゃんパンダのことを「熊猫宝々」というのがわかります。なにせ赤ちゃん=「宝々」なんですから!

実際に保護して育てているセンターならではの可愛い写真がいっぱいです。









21.TO CATS(ネコのいるシアワセ)
本の表紙著者・発行所・価格などひとくちコメント
■著者:クォン・ユンジュ 訳者:阿部えり

■発行所:NHK出版

■発行日:2007年9月25日

■2300円+税

「ネコの本はあまり紹介しないでおこう」というのが、私のHP方針でした、ところが、その方針を思わず破ってしまった本です。作品中に「同居人」として登場する著者は、韓国で人気の女性イラストレーター。

でも、そんなことより本に写真やイラストで出てくるネコ(名前はナオン アメショーの6歳のオス)は、我が家のトラちゃん(アメショー・6歳のオス)そっくり。

そして何よりも、同居人(著者)のネコへの気持ちが私と(ネコ好きの人はみんな)ピッタリ共通するのです。

ネコ好きも、そうでない人も一度ご覧あれ!ほんわかと何か幸せな気持ちに・・・
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